遺産分割協議書は、遺産分割協議により、誰がどの相続財産を取得するか合意したことの証としての書類です。トラブル防止にも役立ちま
す。
遺産分割協議書または、遺産分割協議書の写しの添付が必要な相続手続きがあります。
金融機関等では、独自の書式での請求が指定されていることがあります。
不動産登記申請には原本の添付が必要です。法務局の登記の添付用の遺産分割協議書を作成するか、登記の添付用に1部作成することが必要
です。
相続税の申告にも添付が必要です。
最新の情報については、必ず、金融機関、行政機関等に事前に確認してください。
記入すべきことの一例
預貯金
金融機関名、支店、口座番号、種類、名義、相続発生時の残高
不動産
登記簿謄本の表題部の情報を記入します。
土地・・・所在地、地番、土地の種類、地積
建物・・・所在地、家屋番号、建物の構造、面積
共有で持分がある場合は、持分の記載も必要です。
有価証券
証券会社名、支店、発行会社名、株式の数、名義
自動車
車名、登録番号、車体番号、名義人(自動車検査証(車検証)で確認)
家庭用財産
神奈川県川崎市〇〇区○○町△丁目△番△所在の建物内の家財一式
電話加入権
044−〇〇〇−△△△△番
積極財産(プラスの財産)の他、消極財産(マイナスの財産)についても記載が必要です。
遺産分割協議の後、新たに相続財産が見つかった場合の分割方法についての分割方法についても記載するとよいと考えられます。
遺産分割協議書が複数になる場合、契印が必要です。
本文をパソコンで作成しても問題はありません。
遺産分割協議書は、相続人全員分作成し、相続人全員の住所、氏名の署名、実印の押印し、各自が保管します。印鑑証明を添付することをお
薦めします。
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